ニートです。

日記とメモ。

Driverless Train

 

 

 

前からなんとなく無機質なイメージを持っていたシンガポールのMRT。

時間が正確で、何の乱れもなくひっきりなしにスマートに電車がやってくるので、いい意味でその運営の背後に人の気配が全く感じられなかった。

 

だから、誰がどうやって運転しているのだろう?とふと気になって、見に行ってみたら。

 

 

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わかるかな。誰もいなかった!

 

www.instagram.com

 

感動して動画に収めました。

シンガポールに来て地味に一番感動したかもしれない。。

 

日本はどうなんだろう?

少なくとも私の地元ではこんな画期的でハイテクな光景は見ることができません。

 

シンガポールって、ローカルの人々の泥臭さの残る暮らし、例えば小汚くて英語が通じないけれどとても美味しいローカルフードが食べられるホーカーセンターだったり、そこで24時間休みなく働くおじいちゃんやおばあちゃんだったり、そういう本物の部分をあまり露出させない代わりにマリーナベイサンズとかガーデンズバイザベイ、ジュエルチャンギエアポートのRain Vortexみたいに、観光客を集めるためにただひたすら大きくて迫力のあるものやきらびやかで派手なものにお金をつぎ込んで、そのアジアのビジネスハブとしての経済力を表面上でひけらかしている、っていうイメージがあったんです。悪口みたいだけど、別にシンガポールが嫌いとかではなくて、なんとなく実際での生活と外の世界の人々から見た景色が全く異なっている感じというか。そのギャップをすごく感じていて、だから国がお金をかけて作り上げたショッピングモールとか観光資源とかがすごく嘘くさいというか、シンガポールという外部の人々が持つ国のブランドイメージをカバーするためだけに作られた、表面的なものなんだろうなとずっと思っていた。

 

でもでも、このMRTを見て、シンガポールってすごいんだ!って思えた。

外部の人たちを引き付けるためだけの表面的なものだけじゃなくて、こういう実用的なところにも培ってきた経済力とか技術をちゃんと使っているんだなあってことにようやく気付けました。私は無知なのでわからないけれど、世界にはこんなふうにドライバーレスの電車って割とあるのかな。どっちにしろ、私にとってこの光景はすごく印象的で感動しちゃった。

 

調べたら、サークルライン、ダウンタウンライン、ノースイーストラインはこのドライバーレスを採用しているらしい。来星3カ月目、さりげなくスマートなことをしでかすシンガポールに惚れ直しました。