ニートです。

日記とメモ。

On the Flip Side

 

 

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スラム街を彷彿とさせる景色は、ふいに入り込んだ裏路地に当然のように存在するからたまにびっくりしてしまう。日本と比べたら裏の面を隠すという意味でシンガポールは爪が甘い気がするのだけど、それは決して悪口ではなく、むしろ褒め言葉だ。表には裏がある。本音をひた隠して建前だけで塗り込められた世界には、まるでそこには最初からその建前しか存在していなかったような錯覚を与え、本音を抱えて生きる人たちの心を殺す。光のある場所には影がある。そんな当たり前のことを必死になって揉み消す必要はないんじゃないかと、私なんかは思うのだけれど。