ニートです。

日記とメモ。

パヤレバのチキンライス

 

 

Expoの帰りにたまたまパヤレバに寄ったら、2.5ドルでチキンライスが食べられるお店があったから入ってみた。一人で食べていたら横におじいさんが座ってきて、チキンライスにソースかけないの?っていう一言から会話が始まった。おじいさんは78歳のシンガポーリアンで、毎日6時間セブンイレブンで働いているらしい。仕事中はずっと立ちっぱなし。シンガポール人はいくつになっても働かなきゃいけないんだと言っていた。年金みたいなのもあるけれど、もらえる額がとても少ないらしい。だから歳をとってもずっと健康でいなくちゃいけないんだよって。でもシンガポールの食べ物ってとてもオイリーで全然ヘルシーじゃない。どうやって健康を維持してるの?って聞いたら、ここでの食事は月に一度って決めてるんだと。普段は野菜を摂るように心がけているらしい。この2.5ドルのチキンライスを月一のご褒美にしているその感性が、なんだかとても良いなと思った。わたしは最近自己嫌悪に陥っていたので、少し変な質問をしてみた。今までの人生の中で何回嘘をついたことがありますか?おじいさんは嘘をついたことなんてないって答えたけど、そのあとすぐに、ちょっとした嘘だけは何回かあるねって言った。本当にいい人なんだねって返した。先にチキンライスを食べ終わりそうになったとき、おじいさんに keep your health and always happy って言われた。それだけでもなんだか心の中を見透かされたみたいでじんわり響くものがあったのに、そのあと続けて Don't think too much って。78歳の人生の大先輩からそう言われたら、まあそうだよなぁって思えてきて、あっけらかんと笑っているおじいさんの笑顔に慰められて、また来月ここで会おうねって言って、バイバイした。